最近Chat GPTやAIを使った翻訳機能などで、
「もう英語を学ばなくても良いのでは?」という方もいる。
次世代で世界を知り様々な見聞とネットワークを広げる上で、英語学習はこれからの時代も必須だと個人的には思う。
エンジニアなどのお仕事でコードを書く人の中では、「今後覚えるべき言語は?と聞かれたら、間違いなくPythonではなく、英語だと答える」という人もいる。
全ての人が英語を必要としないだろうが、学習過程の子供達にとっては、やはり英語学習は必須であることはしばらく変わらないと思う。
今日は、そんな「英語学習」について。
第2外国語として英語を学習する中で、どの時期にどんな学習内容を行うべきか幼児から小学生までを対象に今日は紹介してみようと思います。
1. 幼稚園(3〜5歳):
- 基本的な英語の音や発音に慣れるための歌やリズムを用いた遊びを通じた英語の導入
- シンプルな英単語やフレーズの学習(数字、色、身体の部位など)
- 基本的な挨拶や簡単な会話の練習
2. 幼稚園/保育園(5〜6歳):
- カラフルなイラストやフラッシュカードを使用した英単語の拡充
- 簡単な英文や物語の理解
- 日常生活の場面に関連する単語やフレーズの学習(食べ物、家族、動物など)
- 基本的な文法の導入(単数形と複数形、基本的な動詞の活用など)
3. 小学1〜2年生:
- 文字の認識と発音の練習
- 簡単な文章の読み書き
- シンプルな会話の構築と日常生活に関連した表現の学習
- 基本的な文法の理解(時制、疑問文、否定文など)
4. 小学3〜4年生:
- 語彙力の拡充と語彙の意味や用法の理解
- 中程度の文章の読解と書き表現の練習
- 文法の詳細な理解と応用(形容詞と副詞の比較、前置詞の使用、簡単な複文の構築など)
- リスニングスキルの強化と発音の改善
5. 小学5〜6年生:
- 複雑な文章の読解と書き表現の練習
- 文法の応用と高度な文法ルールの学習(条件文、間接話法、受動態など)
- トピックやテーマに関連したディスカッションやプレゼンテーションの準備
- より高度な語彙の習得と表現力の向上 6. 小学生(上級):
- 高度な読解能力の向上と文章の解釈
- 複雑なテーマに関連したディスカッションやエッセイの執筆
- 文法の習得と応用の深化(時制の完全な理解、複文の構築、状態動詞など)
- リスニングとスピーキングのスキルの高度化(オーディオ教材の活用、ディベートの実施など)
英語学習プログラムは、子供の成長と能力に合わせて段階的に進化します。重要な要素は、基本的な語彙や文法の理解から、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの全てのスキルのバランス良く発展させることです。また、文化的な背景や教育的なニーズを考慮し、教材や活動を適切に選択することも重要です。最終的な目標は、英語を自信を持って使用できるようになり、学校や社会での成功に繋げることです。
英語は数学と同じく、積み重ねていく教科。
積み重ねたパーツに穴が開いていると、その上の応用を重ねては行けません。
特に英検や受験英語、将来的な英語論文までの英語力を想定した時に
文法学習や読解力育成、ライティング力は小学生の時期から学習開始をお勧めします。
Youtubeでいくらでも無料で英語インプットはできる時代になりました。
英会話教室や英語塾を検討する場合、是非お教室を「アウトプットの場所」として捉え、
子供たちの英語活用、発音、会話力の発展と、ライティングや文法の誤りを修正する時間として活用できるともう1歩先の英語学習が可能になります。当たり前ですが、子供たちの「英語力」をつけたい時は、上記のような学習プログラムを持たない英会話教室や塾、子供たちのエラーを修正できない先生は、選択から外しましょう。
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